2014年5月23日(金) 群馬県館林市、歴史散策ツーリング

                                  参加者    : PaPaKo(アドレスV125G)
                                  総走行距離 : 206km 44.2km/l


 5月22日・23日と連休をいただいたので、佐野市〜足尾銅山〜中禅寺湖〜土出温泉(泊)〜ならまた湖〜藤原湖〜水上というルート
 を組んでいたのですが、3日前に宿を予約しようとパソコンを開くと・・・雷雨注意報、降水確率60%。(+_+)
 一泊ツーリングは中止にして、急きょ日帰りのコースに組み直しました。 今日は徳川五代将軍綱吉が城主を務めた「館林市」に向か
 います。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 8:45 医王寺 埼玉県羽生市上岩瀬705
 国道463号〜17号〜16号〜122号と走
 り継ぎ埼玉県を横断します。 久喜市、加
 須市を走り抜け羽生市に入りました。
 群馬県に入る前にちょっと散策して行きま
 しょう。 上岩瀬交差点を左折し住宅街に
 入りますが、お目当ての医王寺が見つか
 りません。 15分ほど探し回ってやっとた
 どり着きました。 寂れた神社のような雰
 囲気のお寺です。 仁王門をくぐると、境
 内右側に樹齢400年の市天然記念物の
 シイノキが植わっていました。
 9:10 上新郷シイノキ 埼玉県羽生市上新郷5937

 県道128号線を北上し利根川を目指します。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 少し走ると左側の木製の柵の中にりっぱな巨木が見えました。 何だろうとバイクを停め
 近づいてみると、一般民家の入口に市天然記念物「上新郷シイノキ」の案内板が立って
 いました。 この道は日光へ参詣するための街道で「日光脇往還」と呼ばれていたそうで
 す。 この地は「新郷宿」で本陣を務めていた家だそうです。
 樹齢400年の立派なシイノキです。 民家の中にありながら、こうやって一般に公開して
 くれるのはありがたいですね。 
 9:25 勘兵衛松 埼玉県羽生市上新郷

 県道7号線を北へ向かうと愛宕神社があります。 この交差点の先、道路の左側に並ん
 で植わっているのが埼玉県天然記念物の「勘兵衛松」です。
 寛永5年(1628)、徳川家光の日光参拝の折に、道路に風趣を添えるために忍藩の武士
 勘兵衛が植えたものと言われています。 川俣関所跡の南約1kmの日光脇往還に150
 本の松を植えたそうですが、明治8年(1875)には69本にまで減ってしまいました。 その
 後も松は減り続け、現在は14本を残すのみとなってしまいました。
 9:35 道の駅はにゅう 埼玉県羽生市大字上新郷7066

 国道122号線に戻り北へ向かいます。 正面に利根川に架かる昭和橋が見えてきまし
 た。 この橋を渡ると群馬県です。
 しかし小さな道の駅ですね。 魅力的なのは物産販売くらいでしょうか?
 まあ、用もないのでコーヒーを飲んで、トイレに行って・・・。
 
 さて群馬県に突入しますか。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 9:55 茂林寺 群馬県館林市堀工町1570

 利根川を渡り群馬県に入りました。 明和町から館林市に入り1kmほど走ると「茂林寺→」の案内板発見。 東武伊勢崎線を渡り500
 mほど走ると茂林寺です。 お土産屋さんがたくさん立っています。 なんで?と思って参道を進むと・・・このお寺は「分福茶釜(ぶんぶ
 く茶釜)」ゆかりの寺だったんですね。 総門をくぐると参道両側にたくさんの信楽焼の狸が並んでいます。 たぬきの間を通り仁王門を
 くぐると・・・あまりにも木々が多すぎて本堂が見えません。 本堂前左側には指定はありませんが樹齢380年の「大サワラ」と樹齢550
 年の「大ヒイラギ」が植わっています。 そして本堂前右側には樹齢550年の群馬県指定天然記念物の「大ラカンマキ」が植わっていま
 す。 その他にもシダレザクラやフジなどたくさんの古木が植わっています。 花の時期はさぞきれいなんでしょうね。
 10:25 武鷹館 群馬県館林市大手町5−10

 県道7号線を走り館林駅方面へ。 市役所
 前を通過し一方通行を左へ曲がると鷹匠
 町武家屋敷「武鷹館」へ到着します。 
 文化財の旧館林藩士住宅を中心に、長屋
 門や附属住宅を修復し、屋敷門や塀など
 を整備して、当時の鷹匠町の武家屋敷街
 の雰囲気を演出しています。 会議室や展
 示室としても利用されているみたいです。
 10:45 正田醤油 群馬県館林市栄町3−1

 館林駅の北側の踏切を渡ると、正田醤油
 の工場群が見えてきます。 明治6年(18
 73)に創業した老舗メーカーです。 踏切脇
 の工場入口は立入禁止みたいなのでぐる
 っと回ってみると別の入口がありました。
 でもたくさんの蔵はすっかり新しくなってい
 ます。 まだ登録文化財になっているので
 しょうか? とりあえず、稲荷神社と本社入
 口に建つ正田記念館だけ写真に収めて次
 に向かいます。
 11:20 館林市第二資料館 群馬県館林市城町2−3

 館林駅から東へ向かい館林市役所を過ぎると左側に館林市第二資料館の赤いレンガの門が見えます。 この先に広い無料駐車場が
 あるので、そちらにバイクを停め見学に。 入館料は無料です♪ 門から中に入ると、すぐ左側に群馬県指定重要文化財の旧上毛モス
 リン事務所が見えます。 明治43年(1910)に建造された木造二階建の擬洋風建物で、上毛モスリン株式会社の本館の事務所として
 使われていた建物です。 そして右側の木立の中には館林市指定文化財の田山花袋旧居が建っています。 自然主義文学作家の田
 山花袋が明治11年(1878)から明治19年(1886)まで住んでいた家です。 こんな素晴らしい建物が無料で見学できるなんて、館林市
 は太っ腹ですね。v(^o^)v
 11:45 魚玉 群馬県館林市下三林町1233-1

 そろそろお昼です。 館林って鰻屋さんが
 多いんですよね。 30軒以上あるみたい。
 今日はその中でも食べログ第2位の人気
 店「魚玉」へ向かいます。 国道122号線
 を戻り、青柳交差点を右折して1kmほど
 走ると見えてきます。 うな重(並)2100
 円を注文。 20分ほど待って出てきました
 。 香ばしいタレの香り、そして柔らかく焼
 かれた鰻が口の中でとろけます。 ご飯も
 結構多いですね。 ごちそうさまでした。
 13:50 聖福寺 埼玉県幸手市北1−9−27

 館林も十分満喫できたのでそろそろ東京に向かいますか。ε=ε=ε=ε=ε=(o- -)o
 帰る前にまだ立ち寄っていない埼玉県の幸手市と宮代町に寄って行きましょう。
 国道122号線で利根川を渡り、国道125号線に入ります。 県道152号線から幸手市
 街へ。 目指すお寺は住宅街の真ん中にあって入口が分かりません。(+_+) グルグル回
 ってやっと民家の間にある細い入口を発見しました。 でもこのお寺、柵が閉まっていて
 立入禁止みたいです。 まあ、市文化財の勅使門は目の前に見えるので問題ないのです
 が。
 14:00 上庄かふぇ 埼玉県幸手市中2−6294−1

 県道65号線を南へ500mほど進むと左側に蔵造りの建物が見えてきます。 国登録文
 化財の岸本家住宅主屋です。 岸本家は関東大震災頃まで醤油醸造業を営んだ家で、
 往時の幸手宿の繁栄が偲ばれます。 現在は「上庄かふぇ」として営業しているみたいで
 すが今日は休みなんでしょうか?
 14:20 宮代町郷土資料館 埼玉県南埼玉郡宮代町西原289

 国道4号線から県道154号線へ。 東武スカイツリーラインを渡り、畑?の間の道を入って行くと宮代町郷土資料館です。 2012年3
 月のひとり散歩55の時に訪問したんですけど、月曜日の定休日だったので見ることができなかったんですよね。
 ここも入館無料。 資料館の立派な建物の脇を通って奥へ進むと右側に町文化財の旧加藤家住宅が見えます。 その脇には縄文時代
 復元住居が建っています。 小さな入口をくぐって中に入ると意外と広いですね。 そしてさらに奥へ進むと、正面に町文化財の旧斎藤
 家住宅が、そして左奥には町文化財の進修館が建っています。 明治5年(1872)の学制発布に伴い開設された学校です。
 さて、今日の目的はすべて達成。v(^o^)v 家路に着きましょう。 梅雨入りする前にどんどん走りに行かないと・・・。 次の休みはどこへ
 行きましょうか? それじゃ、またね〜。(^ー^)ノ~~



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