( 古木 ・ 巨木 )


  千葉県
 笠森寺自然林 千葉県長生郡長南町笠森207他  清澄の大スギ
 千葉県鴨川市清澄322−1清澄寺
 子授け楠
 樹高20m、幹周6.3m
 三本杉
 樹高25m、幹周5.1m
 樹高47m、幹周15m、樹齢500年
 清澄寺の境内に入ると、真正面にそびえ立っている
 のが目に飛び込んできます。 古くから地域の人々
 により「千年杉」と呼ばれ大事に保護されてきました
 。 元は2本の杉がならんでいましたが、昭和29年
 の台風により1本が倒れて南側の枝が折れ、幹に
 も傷が残されました。 東側には空洞があり祠とな
 っていますが、樹勢は旺盛です。
 中門−千葉県指定有形文化財
 大クス−鴨川市指定天然記念物
 新日本名木100選
 千葉県の巨樹・古木200選
 
 延暦年間、笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきたと伝えられる暖帯林の残存林です。 高木層
 はスダジイを主体としイチイガシなどからなっています。 亜高木層・低木層には、これらの樹種のほかにヒ
 サカキ・イズセンリョウなどが加わって繁茂し、林床にはコバノカナワラビ等シダ植物が多く生えています。
 観音堂−国指定重要文化財、本坊表門−長南町指定有形文化財
 坂東三十三観音札所第31番 千葉県の巨樹・古木200選

 香取神宮の森
 千葉県香取市香取1697
 香取神宮の御神木
 樹高33m、幹周7.5m、樹齢1000年
 香取神宮の社叢林は、古くから信仰の場として保
 護されてきたので、広大な境内を覆う樹林全体が
 千葉県から天然記念物指定を受けています。 幹
 周3mを超す杉の巨木が林立しており、その中で最
 大の杉が「御神木」です。
 本殿、楼門−国指定重要文化財
 旧拝殿−千葉県指定有形文化財
 神庫、神徳館表門−香取市指定有形文化財
 香雲閣、拝殿・幣殿・神饌所−国登録有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 千葉寺ノ公孫樹
 千葉県中央区千葉寺町161
 軍荼利山植物群落
 千葉県長生郡一宮町東浪見3446
 上野村ノ大椎
 千葉県勝浦市名木276 寂光寺
 樹高30m、幹周8m、樹齢1300年
 千葉寺の山門をくぐると境内の真ん中に威風堂々と
 立っています。 和銅2年(709)に、僧行基がもたら
 したものと伝えられています。 雄株らしく数多くの
 乳を垂らしており、根の張り方も見応えがあります。
 坂東三十三観音札所第29番
 千葉県の巨樹・古木200選
 軍荼利山は標高75mの丘陵で、県内でも温暖で
 降水量も多く、スダジイを主体とした常緑広葉樹林
 に覆われています。 長い間信仰の対象として保
 護されてきたため、4haに及ぶ山林のほとんどに
 自然の景観をとどめています。 特に山頂部のス
 ダジイ林は直系1m近い個体も見られます。
 樹高24m、幹周7.3m、樹齢800年以上
 寂光寺本堂手前に立っています。 千葉県内でも有
 数の巨樹です。 大きな幹4本の内1本は折れてし
 まっています。 また、分枝部からは別の宿木が伸
 びてしまっています。 しかし、まだまだ樹勢は旺盛
 のようです。
 千葉県の巨樹・古木200選
 飯香岡八幡宮の夫婦銀杏
 千葉県市原市八幡1057
 高滝神社の森
 千葉県市原市市原市高滝1
 坂戸神社の森
 千葉県袖ヶ浦市坂戸市場町1441−1
 樹高17m、幹周11m、樹齢500年
 飯香岡八幡宮社殿右脇に立っています。
 八幡宮勧請の際、勅使桜町中納言李満卿御手植の
 記念樹と伝えられています。 飯香岡八幡宮は安産
 子育の神として崇敬され、この銀杏も2本の巨幹が
 根本より分岐するところから夫婦銀杏と名付けられ
 ました。
 本殿−国指定重要文化財、拝殿−県指定文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 高滝神社は平安時代に編さんされた歴史書「日本
 三代実録」にも記載されている古社です。 北面に
 は樹高20mを超えるムクノキなどの巨木が点在し
 クリ、クヌギ等を含む落葉広葉樹が優占しています
 。 南面にはタブノキ、アラカシ、ウラジロガシ、サカ
 キ等が混生したスダジイ林が広がり、うっそうとした
 常緑広葉樹林になっています。
 社殿附末社社殿−市指定有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 開発の進んだ京葉地帯で、最も規模が大きい広葉
 樹林です。 社殿周辺にはスダジイをはじめ、モミ、
 ツガなどの大木が生い茂り、北斜面にはマテバシイ
 林とタブ林が見られます。 南側には二段の砂丘が
 残されクロマツ林が見られます。
 千葉県の巨樹・古木200選
 鹿野山の大桑
 千葉県君津市鹿野山324−1神野寺
 環ノ大樟
 千葉県富津市東大和田12 興源寺
 竹岡のオハツキイチョウ
 千葉県富津市竹岡9 薬王寺
 樹高11m、幹周2.1m
 全国的に見ても最大級の個体です。 俳人高浜虚
 子はかつてこの寺を訪れた際、「大桑の茂り天然記
 念物」と詠んでいます。
 表門−国重要文化財、本堂−千葉県有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高14.5m、幹周12m
 興源寺への坂の途中、石段の登り口に植わってい
 ます。 主幹はすでに枯死して中心部が大きな空洞
 となり祠が祀ってあります。 切り株から伸びた2本
 ひこばえが大きく生長しています。 千葉県内の樟
 の中では最大のものです。 環の名は旧村名環村
 からきています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高18m、幹周2.1m、樹齢200年
 文化9年(1812)奥州白河藩主松平越中守定信が手
 植えしたものと伝えられます。 雌樹で、葉上種子の
 大きさは「神崎のオハツキイチョウ」とほぼ同じです。
 千葉県の巨樹・古木200選
 天寧寺の柏槙
 千葉県安房郡鋸南町下佐久間3180
 岩井ノ蘇鉄
 千葉県南房総市竹内234
 洲崎神社自然林
 千葉県館山市洲崎1697
 樹高13m、幹周4.04m、樹齢730年
 天寧寺境内の本堂左側に立っています。 また、山
 門右側にも背の高い柏槙が立っています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高8m、樹齢1000年
 民家の庭に立っています。 5本の主幹と支幹とも直
 立した、根回り6.5mの雌株です。 伊豆の「新町の
 大ソテツ(国指定)」に次ぐ、日本有数の巨樹で、治
 承4年(1180)、源頼朝がこのソテツを見て称賛した
 と言われています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 洲崎神社の御手洗山の西側斜面は、神域として伐
 採されず、自然林として保たれてきました。
 この林は上半部と下半部で林相を異にしています。
 上半部ではヒメユズリハが優位に生えており、下半
 部ではスダジイが優先した林層になっています。
 本殿−館山市指定有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 新勝寺の大ケヤキ
 千葉県成田市成田1-1
 弘誓院の銀杏樹
 千葉県柏市柳戸612
 樹高20m、幹周5m
 仁王門の石段は男坂、右手のゆるやかな石段は女
 坂です。 大ケヤキは女坂の中ほど、岩盤がむき出
 した急斜面に植わっています。
 仁王門、三重塔、釈迦堂、額堂、光明堂−国指定
 薬師堂、一切経堂、鐘楼、清滝権現堂−県指定
 樹高20m、幹周4.45m
 弘誓院の入口に門のように2本の銀杏が植わってい
 ます。 この木は左側の銀杏で雌樹で、乳柱が発生
 しています。
 樹高20m、幹周4.24m
 弘誓院の入口に門のように2本の銀杏が植わってい
 ます。 この木は右側の銀杏で雄樹です。
 妙照寺の杉樹
 千葉県柏市大井1070
 針谷寺の椎の古木
 千葉県長生郡長柄町針ケ谷961
 玉前神社槇の群生
 千葉県長生郡一宮町一宮3048
 樹高20m、幹周5.73m、樹齢400年
 妙照寺境内、本堂右側の小高い台地に建てられて
 いる鐘楼堂のそばに植わっています。 根本からま
 っすぐ伸びた主幹の上部に藁で編んだしめ縄がま
 わされています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高18m、幹周6.7m、樹齢500年
 「過去帳」によると、針谷寺は岬状につき出た丘陵の
 突端にあるため、慶安元年(1647)に防風ならびに
 防火のため周辺に植樹したことが記載されています
 。 本堂裏の塚上の古木が最大のものです。
 樹高20m、幹周3m
 種類はイヌマキで、本殿裏から西側にかけて20数
 樹が群生しています。 樹高20m、幹周3m前後
 の巨木も10数樹を数え、特に境内東側の槇が最
 も大きいものです。
 日枝神社大椎
 千葉県夷隅郡大多喜町小田代
 白山の大スギ
 千葉県富津市宝竜寺447 白山神社
 樹高25m、幹周8.5m、樹齢500年
 石段上の鳥居脇と本殿裏に椎の古木が植わってい
 ます。 石段脇の大椎は、根幹が石段中段まで伸
 びています。 幹は根元から主幹最上部まで空洞
 になっていて、火災の時神社の御神体を奉安した
 と言われています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高35m、幹周6.2m、樹齢1000年
 長い参道の石段を上って行くと頂上付近に社殿が見
 えてきます。 この社殿裏に立つ白山神社の御神木
 です。 市内随一の巨大スギです。
 スダジイ−指定外の古木
 千葉県の巨樹・古木200選
 降神の槙
 千葉県鴨川市広場1413鏡忍寺
 清澄の大クス
 千葉県鴨川市清澄322−1清澄寺
 釈迦寺の槙
 千葉県南房総市富浦町多田良699−1
 樹高14m、幹周4.3m、樹齢1100年
 小松原法難の際、日蓮聖人を救った鬼 子母神が
 降臨されたと伝わる槙の木です。 大枝を支柱で
 保持され、竹の庇で小枝を保護し、大切に扱われ
 ていました。
 向唐門−市指定文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高18m、幹周7.7m、樹齢500年
 大スギを見下ろすように、高台にある霊宝殿の脇に
 たっているクスの木です。
 大スギ−国指定天然記念物
 中門−千葉県指定有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高13m、幹周4m、樹齢900-1100年
 釈迦寺本堂右手の墓地の前に立っています。 槙は
 昭和41年に「千葉県の木」に指定されています。
 滝田公民館のタブノキ
 千葉県南房総市千代4
 莫越山神社の椎
 千葉県南房総市沓見253
 日運寺の榧
 千葉県南房総市加茂2124
 樹高15m、幹周7.2m
 滝田公民館の広い駐車場の外れ、細くなった高台の
 上に立っています。 1m位のところで2枝に分かれ
 ています。 主幹の上部がばっさり切られ、根元も
 荒れておりちょっと無残に感じます。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高17m、幹周3.0m
 莫越山神社の長い石段を上って境内へ。 社殿前の
 石段右脇に立っています。 莫越山神社の御神木で
 子育ての「シイ」と言われ信仰されています。
 樹高17m、幹周2.5m、樹齢600年
 日運寺仁王門の先の参道をふさぐようにして植わっ
 ています。 強風のために倒れてしまったそうです。
 根元から折れ空洞になっていますが、数本の枝か
 ら元気な葉を芽吹かせています。
 那古山自然林
 千葉県館山市那古670−2
 那古寺の大蘇鉄
 千葉県館山市那古1125
 手力雄神社の大杉
 千葉県館山市大井1139
 那古寺の裏山(標高82m)は寺域であり、急斜面で
 立ち入りが困難なことから自然林がそのまま保存さ
 れた、スダジイの極相林です。
 多宝塔、観音堂−千葉県指定有形文化財
 坂東三十三観音札所「総納札所」
 樹高6m
 那古寺本堂前の植えられているソテツです。 主幹、
 支幹が直立した12本の幹からなっています。 嘉永
 7年(1854)に一力長五郎という力士が那古寺に寄
 進したもののひとつです。
 多宝塔、観音堂−千葉県指定有形文化財
 坂東三十三観音札所「総納札所」
 樹高35m、幹周4.5m、樹齢700年
 杉が両側に立ち並ぶ参道を進んで行くと、正面の石
 段上に社殿が見えてきます。 その社殿前そびえ立
 つ当神社の御神木です。 主幹が手前側に傾いて
 いますが、まっすぐに伸びた美しい杉です。
 本殿−千葉県指定有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 滝川のびゃくしん
 千葉県館館山市山本2418木幡神社
 樹高10.35m、幹周4.3m、樹齢800年
 木幡神社の北100mほど先の河岸段丘上に立っ
 ています。  神社が創建された西暦645年頃は
 ここ一帯は神社の敷地でした。 びゃくしんは東西
 11m、南北12mのきれいなキノコ型をしており、岩
 盤の上で生育しています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 観音杉
 千葉県印西市小倉1138 宝珠院観音堂
 瀧泉寺の銀杏樹
 千葉県いすみ市大原1987
 本郷の大いちょう(三峯神社のイチョウ)
 千葉県市原市本郷407
 幹周5.75m
 国重要文化財の宝珠院観音堂の前に植わっていま
 す。 2本の杉が根元で合体したような姿で、高さ2
 mほどのところから2本に分かれています。 大きく
 足を踏ん張っているように見える根は圧巻です。
 宝珠院観音堂−国重要文化財
 樹高18m、幹周3.6m、樹齢800年(2本とも)
 国道128号線脇、瀧泉寺の入口両側に立っていま
 す。 源頼朝に仕えた上総介広常が広常が名熊の
 殿台に城を築城した際、鬼門除けとして瀧泉寺を現
 在地に移転し、その際、広常自身が植えた銀杏の
 木といわれています。
 樹高23m、幹周10.1m、樹齢300年
 高滝湖岸沿いの野球場の奥、高台の上にぽつん
 と立っています。 イチョウの根元に小さな祠が3
 つ並んでいます。 近くには「三峯神社」の額を掲
 げた石鳥居、羽黒三山の月山・羽黒山・湯殿山の
 名を刻んだ石碑もあります。
 千葉県の巨樹・古木200選
 霊木鎌足杉
 千葉県木更津市矢那1245 高蔵寺
 白山神社のスダジイ
 千葉県富津市宝竜寺447
 浅間神社のイチョウ
 千葉県富津市鶴岡474−1
 樹高40m、幹周4.55m、樹齢500年
 高蔵寺の本堂左奥に立っています。 大永6年(15
 25)、本堂建立時に記念樹として植栽された杉です
 。
 本堂、山門、鐘楼−木更津市指定文化財
 樹高20m、幹周4.3m
 白山神社の長い参道の最初の石段を上って行くと
 右側に植わっています。 巨大な根と、そこから上
 部に伸びるきれいなすじの見える椎の木です。
 白山の大スギ−市指定天然記念物
 (左)樹高20m、幹周5.4m、樹齢400年
 (右)樹高22m、幹周3.4m
 古船浅間神社の石段両側に立っています。 浅間
 神社の御神木で、左側のイチョウが極端に大きいも
 のです。
 本殿−富津市指定有形文化財
 石堂寺のスダジイ
 千葉県南房総市石堂302
 下立松原神社のスギ
 千葉県南房総市千倉町牧田193
 愛宕神社のクスノキ
 千葉県南房総市富浦町原岡963
 幹周2.0m
 石堂寺の参道に覆いかぶさるように立っています。
 斜面からは根が露出しており、太い方の幹は支え
 がないと立っていられない状態です。
 本堂、多宝塔、薬師堂−国指定重要文化財
 山王宮−県文化財、鐘楼堂−南房総市文化財
 樹高31m、幹周3.9m樹齢600年
 南房総市でも外房側、JR内房線千倉駅の西側に
 ある神社の御神木です。 鳥居のように参道石段
 の両側に立ち、注連縄で結ばれています。
 樹高17m、幹周6.8m、樹齢500年
 南房総市でも東京湾側、JR内房線富浦駅の北側
 にある神社の境内左側に立っています。 愛宕神
 社の御神木で、神社創建時に植えられたと言われ
 ています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 鶴谷八幡神社のイヌマキ
 千葉県館山市八幡76
 安房神社のイチョウ
 千葉県館山市大神宮589
 安房神社のイチョウ
 千葉県館山市大神宮589
 樹高16m、幹周4.4m、樹齢300年
 鶴谷八幡神社は平安時代初期に安房国総社として
 創建され、鎌倉時代に現社地に遷座た由緒ある神
 社です。 イヌマキはこの神社の御神木で、社殿の
 手前左側に植わっています。 大きく枝を広げた立
 派なイヌマキです。
 本殿−館山市指定有形文化財
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高32m、幹周6.57m、樹齢300年
 安房国一宮である安房神社の社殿左側に植わっ
 ています。  盛り上がった根から3本の幹が合体
 したように伸びています。 内1本はすでになくなっ
 ています。
 千葉県の巨樹・古木200選
 樹高32m、幹周4.61m
 安房神社の参道奥、日露戦役記念碑のそばに植
 わっています。 10本くらいの幹が合体した姿は
 前記のイチョウより迫力があります。 1m以上の
 乳が垂れ下がっているのでかなりの古木と思われ
 ます。
 安房神社御神木の槇
 千葉県館山市大神宮589
 沖ノ島宇賀大明神社のタブ
 千葉県館山市富士見
 樹高15m、幹周3.35m
 安房神社の上の宮から下の宮に行く坂道の右側
 に植わっています。 安房神社の御神木です。
 樹齢300年
 海上自衛隊舘山航空基地と地繋ぎにある沖ノ島
 の中にある宇賀大明神社の後方に植わっている
 御神木です。


    


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