神奈川県 67か所

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  横浜市
 @ 山手の湧水(ジェラール水屋敷地下貯水槽)
    神奈川県横浜市中区元町1−77−4 元町公園内
   幕末から横浜に居留したフランス人A・ジェラールは、山手の丘の麓に湧いている良質な湧水に着目し、
   貯水施設を作り、横浜港に出入りする船舶に供給する給水事業を創めました。 湧水を簡易水道で引き
   、外国船に飲料水として売っていました。 この施設はそのための地下貯水槽で、ジェラールの水屋敷と
   して親しまれます。
   現在の工場跡地は元町公園ウォーターガーデンとして整備され、壁泉やカスケードといった水の流れをメ
   インに据えた施設で構成されていますが、その水は毎分180リットルという湧水を利用したものです。
   ジェラール水屋敷−国登録有形文化財
 2007年 8月24日訪問
 
 水量 
 A 元町湧水
    神奈川県横浜市中区元町1−77−4
   ジェラール水屋敷地下貯水槽(下部貯水槽)入口の階段脇に小さな池があり、池の中央部がらこんこん
   と水が湧き出ていました。 水の中に手を入れてみるととても冷たく、湧水だということを実感させてくれ
   ます。
 2007年 8月24日訪問
 水量 
 B 元町厳島神社湧水
    神奈川県横浜市中区元町5−208
   赤い鳥居をくぐり正面の階段をのぼると正面に本宮、左に皇大神宮、その左隣に金刀比羅宮が鎮座して
   います。 もとは横浜村洲干島にあったものを元町に移し、元町厳島神社と呼ばれるようになったのは、
   明治2年(1869)からです。
   本宮左側に壁面からの湧水でできた小さな池があります。 その脇には龍の像があり口から水が出てい
   ました。 冷たく感じる水でした。  
 2007年 8月24日訪問
 
 水量 
 C 打越の霊泉
    神奈川県横浜市中区打越42
   横浜駅根岸道路、打越坂の道路脇の石垣の間から水が湧き出しています。 この霊泉は、横浜開港時
   から横浜港に出入する船舶に給水し、赤道を越えても腐らない水として船員に喜ばれていました。 また
   、大正9年の関東大震災や横浜大空襲の時多くの人達がこの霊泉によって命を救われました。
   非常に冷たくて美味しい水です。 ただ、ペットボトルの口から水が出ているのですが、汲みやすくはなっ
   ているのですが、見た目的には非常に残念でした。
 2007年 8月24日訪問
 
 水量 
 D 不動滝
    神奈川県横浜市中区根岸町156 白滝不動尊
   中通り根岸不動下交差点のすぐ近くにあります。
   ここには2本の滝があります。 1本は不動尊へ上る階段左側に岩の溝から流れ落ちている高さ20mの
   滝があります。 すぐ下の滝つぼ近くまで行くことができるのでここで水を汲むことは可能です。
   もうひとつの滝は階段を上った境内左側の母屋脇にあります。 ここは大きな木の根元から水が幾条も
   の細い流れとなって流れ落ちていました。 ここの滝つぼへは母屋から下りる階段がありましたが立ち入
   ることはできませんでした。
   さらに本堂裏の石垣からは湧水を集めるようにパイプが設置されています。 この水は母屋で使用してい
   るようでした。 また母屋前の手水舎にもこの石垣からと思われるホースが延長されていました。
 2007年 8月24日訪問
 
 水量 
  鎌倉市
 E 浄光明寺の湧水
    神奈川県鎌倉市扇ガ谷2−12−1
   山門をくぐるときれいに手入れのされた境内庭園になります。 本堂と鐘楼の間に手入れの行き届いた
   低木の茂みがあり、その間に丸い石が置かれています。 そこに立てかけた竹筒からきれいな水が流
   れ出していました。 手ですくってみると、少し温かみのある美味しい水でした。
   阿弥陀堂、山門−鎌倉市指定重要文化財、マキ−鎌倉市指定天然記念物
 2007年12月25日訪問
 
 水量 
 F 長谷観音(長谷寺)の清水
    神奈川県鎌倉市長谷3−11−2 坂東三十三観音札所第4番
   江ノ島電鉄線、長谷駅から県道32号線を北へ100mほど行くと長谷観音前交差点に出ます。 この交
   差点を左折して100mほど行くと正面に長谷観音の山門が見えてきます。
   入山料300円を払い境内へ。 正面の庭園内に大きな池が見えます。 この池に3本の竹筒から水が
   流れ込んでいます。 そして池の右側に観音堂への石段へ続く参道がありますが、この参道左側に大
   きな石の鉢の水場があります。 池を左に見ながら奥へ進むと右側に慈光殿がありその前に小さな石鉢
   の水場が、その奥の弁天窟の前にも2段に折れ曲がった竹筒から水が流れ落ちています。 そして、観
   音堂への石段を上って行くと中間地点に地蔵堂があります。 この地蔵堂前には本当に小さな地蔵がた
   くさん並んでおり地蔵の周りがちいさなせせらぎになっており卍池に流れ込んでいます。 地蔵の並びの
   一番左奥に湧水点がありました。 本当にたくさんの水が湧き出ているお寺です。
 2010年12月06日訪問
 
 水量 
長谷寺庭園内
長谷寺庭園内参道
慈光殿前
弁天窟前
地蔵堂前
  横須賀市
 G ヴェルニーの水(走水水源)
    神奈川県横須賀市走水1−2−1
   国道16号線を観音崎方面に進み、馬堀海岸を過ぎると左側に「走水水源地駐車場」があります。 水場
   は駐車場内にあります。 駐車場は有料ですが、1時間以内なら無料で駐車できます。
   駐車場内一番奥に、水汲み用2口、水飲み用1口の水場。 国道16号線と遊歩道の間に水飲み用1口
   が設置されています。
   走水は、日量約2000トンの地下水が年間を通じて取水できる市内唯一の自己水源地です。 明治9年
   (1875)にフランス人技師ヴェルニーが横須賀造船所に湧水を通したのが始まりです。 その後軍用とし
   て使われ、明治41年(1908)12月25日に一般給水が開始され、今なお枯渇することなく継続取水され
   ています。 降水後20数年を経て涌き出る水は、カルシウム等を多量に含み、おいしいことで有名で、艦
   船に搭載されたこの水は赤道を越えても腐らなかったといわれています。
   以前、ヴェルニーの持つ壷から水が出ていた水場は、マナーの悪さから1999年に閉鎖されてしまいま
   した。 現在その場所は、胸像は外され、新しいレンガがはめ込まれていました。 今後二度と給水中止
   とならないよう、マナーを守って水をいただきましょう。 
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
 H 速水の滝の井戸
    神奈川県横須賀市走水2−8−14 覚栄寺裏
   走水水源地駐車場から国道16号線をさらに進みます。 右コーナーを抜けると右側に集落が。 集落の
   奥に寺社が並んでいます。 この一番手前にあるのが「覚栄寺」です。 階段を上り覚栄寺本堂へ。
   本堂を右へ回りこみ民家の間を行くと、突き当りの石垣の前に2m×4mのコンクリートでできた水槽が。
   これが滝の井戸です。 今でも生活用水として利用されているようで、きれいに清掃されていました。
   この水槽の右側には太いパイプが走っており、パイプからザバザバという感じで水が流れ出ていました。
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
 I 覚栄寺前の井戸
    神奈川県横須賀市走水2−10
   覚栄寺前の細い道路の交差点部分に金属でできた筒が立っていました。 ふたがしてあるので何だろ
   うと中を覗くと、縁から1mくらい下のところまで水がきていました。 ふたの上にはひものついたバケツ
   が置いてあり、このバケツで中の水を汲んでいるようです。
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
 J 大泉寺の湧水
    神奈川県横須賀市走水2−11−13
   覚栄寺の左隣が円照寺、その隣に大泉寺があります。
   大泉寺入口の道路に面して「うるおしの水琴窟」が設置してあります。 右端にある瓶からきれいな水が
   流れ出て水路を作っており、この水を水琴窟に落とせるようになっていました。
   また、境内に入ると左側に「み仏の泉」と名付けられた水場があります。 手前に瓦のようなものを重ね
   た所から落ちる水。 まん中には高さ1mくらいの「りん」のような形をした鉢に竹筒から落ちる水。 奥に
   は、「かえる」がささげ持つ皿に流れ込む水がありました。
   その奥に進むと雨どいのようなものが20mほど続き、水が流れています。 この雨どいの一番奥には、
   竹筒から流れ出た水が一旦地中に入り、20cmほど離れたところから水が飛び出し雨どいに流れ出すと
   いうトリックのような水場がありました。
   そして最奥の本堂前には、ししおどしと池に流れ落ちる水場があり、湧水の宝庫のようなお寺でした。
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
 K 走水神社御神水
    神奈川県横須賀市走水2−12−5
   大泉寺の左側に走水神社があります。 鳥居をくぐり境内に入ると、正面左側に手水舎があります。
   かわいい河童の人形が2体飾られている水場で、脇の案内板には「この水は深さ三十米より湧き出てい
   るミネラルを含んでいる真水です。 その昔走水は宿場町として栄え船に積む飲料水に利用されていま
   した。 富士山より永い歳月を掛けてこの辺一帯に湧き出ていると云はれております。」と書かれていま
   した。 とてもおいしい水です。
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
 L 子安の水(妙薬の霊水・御滝不動尊の霊水)
    神奈川県横須賀市秋谷 関根御滝不動尊
   国道134号線を葉山から三浦方面へ。 横須賀市に入り「湘南国際村秋谷入口」交差点を左折します。
   トンネルを2つくぐった後すぐに右折。 関根川沿いの細い林道を国道134号線方面へ300mほど戻った
   左側に関根御滝不動尊があります。 お堂の脇に裏山から引いて来た水場があります。
   ここの水は胃病に効果があるという噂で、水を汲みに来る方が絶えませんでした。 
 2009年01月08日訪問
 
 水量 
  相模原市
 M 神澤弁財天湧水
    神奈川県相模原市大島2538付近 神澤不動尊
   県道48号線を南下し、日々神社前の交差点を過ぎると右側のローソンが見えます。  この路地を右折
   し突き当りを左折すると「神沢坂」です。 この坂の下に神澤不動尊はあります。
   神澤不動尊の創建は天文5年(1536)1月とのこと。 その後宝暦10年(1760)7月に再建されたというこ
   とです。 現在のお堂は昭和56年(1981)に建立されたものです。
   この不動尊の前に弁財天の小さな祠があります。 不動尊のお堂の裏山から湧き出た水が小さなせせ
   らぎとなり、弁財天の池に流れ込んでいます。
   不動尊の右側は神沢坂下の崖になっていますがここからも多数の湧水が見られます。 不動尊のすぐ右
   脇には藪の中から太いビニールパイプが突き出ていました(写真下左)。 このパイプは水の流れから外
   れていて水は出ていませんでしたが、崖からは豊富な水が流れ出ていました。
   また右方向に20mくらい坂を上ったところに、高さ3mくらいの岩がむき出しになった場所があり、崖の上
   部から細いパイプが出ており水が流れ出ていました(写真下中)。
 2007年10月12日訪問
 
 水量 
 N 女瀧不動の清水
    神奈川県相模原市城山町久保沢3
   山王神社前の交差点を県道510号線小倉橋方向へぐるっと回ります。 300mほど走ると右側に「久保
   沢人道橋」と書かれた谷津川を渡る小さな橋が見えます。 この橋を渡ると正面に「女瀧不動明王」を祀
   った社があります。
   その脇の石垣の下に穴が2つ開いておりそこから水が湧き出ています。 この水はパイプを通して橋の
   右側の2本のパイプから川へ流れ落ちています。 残りの水は橋の左側から流れ落ち、女滝へと流れ込
   んでいます。
   この滝は橋の上からしか見られなかったのですが、落差5mくらいある大きな滝でした。
 2007年10月12日訪問
 
 水量 
 O 雲居寺の湧水
    神奈川県相模原市津久井町根小屋2339
   津久井湖から長竹三差路方向へ。 山を登りきった右側にあります。 雲居寺は、津久井三十三所観音
   霊場の一番札所です。 大きな観音様の像が出迎えてくれる、広大な敷地を持つ立派なお寺です。
   湧き水は境内右側の住居裏の岩場の間にあります。 自然石で組んだ桝に木を半分に割った樋から水
   が流れるようになっています。 しかし、管理状態が悪く、現在樋からは水は流れていません。 しかし岩
   場の奥からはコンコンと水が湧き出ているのが見られます。
 2007年11月13日訪問
 
 水量 
 P 中野神社の湧水
    神奈川県相模原市津久井町中野206
   国道413号線日赤前を斜め左方向、県道65号線に入ります。 郵便局前を左に入ると赤い鳥居の中野
   神社が見えてきます。 中野神社は承和2年(835)の創建といわれ、本殿は総浮彫、総檜造りの立派な
   ものです。 毎年7月の第4土曜日に神事、日曜日に祭事が行われ、山車と囃子の競り合いは圧巻です
   。 鳥居の向かい側に中野神社駐車場があります。 その板塀の裏側にコンクリートでできた水槽があり
   、2本の蛇口から水が勢い良く流れ出ています。
   また、神社の右側には湧水でできた「厳島神社の池」があります。
 2007年11月13日訪問
 
 水量 
 Q 清雲庵の湧水
    神奈川県相模原市津久井町中野362
   津久井警察署手前の路地を左へ入ります。 急な坂道を上って行くと頂上突き当りの右側に真っ赤に塗
   られた「清雲庵」が見えてきます。
   本殿前の小さな犬小屋のような水槽の両側に地面からパイプがつながっており水が汲み上げられていま
   す。 そして正面の小さな穴からからきれいな水が流れ出ていました。
   この場所は高台になっており、「津久井城主水汲みの道」の石碑が立っています。 昔、津久井城主が、
   お茶の湯用に観音寺の湧き水を運ばせた道らしいです。
 2007年11月13日訪問
 
 水量 
 R 観音寺の清泉
    神奈川県相模原市津久井町中野1200
   国道413号線を相模湖方向へ。 日赤前交差点を県道65号線に入り、413号線にぶつかる1本手前
   の路地を左折します。 住宅街を過ぎ急な坂道を登りきったところに観音寺はあります。
   赤く塗られた仁王門をくぐるとすぐ正面に水場がありました。 観音寺に湧く水は「清泉」と呼ばれ、津久
   井城主が茶の湯のために水番に毎日運ばせたと言われています。
   コックが付いておりひねると竹筒の先から冷たい水が流れ出てきました。
   仁王門−相模原市指定重要文化財
 2007年10月12日訪問
 
 水量 
 20 大垂水峠天然水「潤」
    神奈川県相模原市相模湖町千木良179
   国道20号線大垂水峠を相模湖方向へ。 峠の頂上を過ぎ神奈川県に入ると左側に「大垂水峠天然水」
   と書かれた青い大きな看板が見えます。 水場はドライブイン「富士屋」の敷地内にありました。
   お店左側の竹で編まれた建物の中に山から引いてきた水が流れ込んでいます。 そこからさらに青い屋
   根の下へ水を引き蛇口から水が汲めるようになっていました。 この水は1リットル50円で販売されてい
   ます。
   この店のラーメンスープはこの湧水で作っており、さらにサービスで湧水で淹れたコーヒーまで付いてき
   ます。 また、テーブルに着くと酒の瓶に入れられた冷たい湧水が出てきます。
 2007年10月12日訪問
 
 水量 
 21 陣馬街道の水
    神奈川県相模原市緑区佐野川
   県道521号線(陣馬街道)を和田峠から相模湖方面へ下って行きます。 2kmほど走ると佐野川の集落
   に入ります。 そのまま走って行くと「市立藤野北小学校」の向かい側に川の方へ向かう道路があり、そ
   の角に水場があります。 竹筒で作られた水場の樋があり、風呂桶のようなものに流れ落ちています。
   竹筒で作った柄杓も置いてあり、自由に水が飲めるようになっています。 近所?の方がきれいに手入れ
   している水場のようです。
 2012年09月14日訪問
 
 水量 
 22 石楯尾神社御神水
    神奈川県相模原市藤野町佐野川3448
   国道20号線、上野原工業団地入口交差点を北へ。 県道521号線に入ります。 道は山梨県から神奈
   川県へ。 工業団地を過ぎると県道522号になります。 再び神奈川県から山梨県になる県境の右側に
   、石楯尾神社はあります。
   神社入口の階段手前右側に、真新しい赤い屋根の手水舎があります。 手水舎の竹筒からは、勢い良く
   水が流れ出ています。 手水舎のパイプをたどってみると、裏の林の中につながり、ずーっと続いている
   ので水源がどこなのかわかりませんでした。 とても冷たい水です。
 2009年06月19日訪問
 
 水量 
 23 荒井湧水
    神奈川県相模原市津久井町鳥屋(荒井林道)
   虹の大橋手前を津久井馬術場方面へ。 そのまま荒井林道を国際マス釣り場方面へ進行します。 水
   沢川沿いの奥野林道と交差する100mほど手前右側に水場があります。 水場前には3台分くらいの駐
   車スペースがあります。
   合計4本のパイプから水が流れ出ています。 一番水量が多いのは一番右のパイプですが、右側2本は
   山の斜面を流れてきた水をパイプで引っ張っています。 左側2本は水量は少なめですが、コンクリトブロ
   ックのすぐ裏に流れる水を汲みやすいようにしてあるものです。
   水汲みに訪れた人は左側2本のパイプから流れる水を汲んでいました。 飲んでみると左2本と右2本と
   は少し味が違っており、左2本の水の方がスッキリとした味わいに感じました。
 2007年11月13日訪問
 
 水量 
 26 三日月橋の湧水
    神奈川県相模原市津久井町鳥屋(早戸林道)
   早戸林道、国際マス釣り場を過ぎ3kmほど走ると早戸川に小さな橋が架かっています。 三日月橋です
   。 この橋から右側に「三日月の滝」が見えます。 この橋を過ぎ50mほど行くと左側の石垣が少し凹ん
   だ場所があり、ここから水が流れ出ています。
   以前は排水口だったようですが、誰かが金属製の2口パイプをつけてくれたようです。 水が汲みやすい
   ようになっていました。 宮ケ瀬湖周辺の4か所の湧水の中でここの水が一番雑味がなく美味しく感じら
   れました。 また、宮ケ瀬湖の湧水は全体的に柔らかい口当たりのように感じられます。
 2007年11月13日訪問
 
 水量 
  座間市
 27 座間神社御神水
    神奈川県座間市座間1−3437
   欽明天皇のころ(539年〜)、座間の里に悪疫が流行し村人たちは大変苦しみました。 その時白衣の老
   人(飯綱権現の化身)が現れ、山すそから湧き出る清水を使うようにと告げました。 村人がそのお告げ
   にしたがい湧き出る水を汲んで飲み水としたところ、悪疫がおさまりました。 感激した人々が飯綱権現
   を祀ったのが、座間神社のはじまりと伝えられています。
   御神水は、座間神社の石垣の下、神社会館すいめいの右脇空き地の奥にあります。 神社建立の由来
   ともなっているこの湧水は温かみのある水でした。
   また、すいめいの左側にある50段くらいの階段を上ると座間神社境内になります。 本殿左側には手水
   舎があり、竹筒から細々と水が流れ出ていました。 この水は御神水に比べるとかなり冷たく感じます。
   湧水なのでしょうか? 
 2008年 1月30日訪問
 
 水量 
 28 宗仲寺の湧水
    神奈川県座間市座間1−3300
   相武台下駅から座間神社方面へ。 県道46号線を左へ行くとすぐ左側に宗仲寺があります。 宗仲寺は
   徳川家康の重臣であった内藤清成が実父竹田宗仲の菩提のために創建したお寺です。
   山門をくぐり境内に入ると正面に八角形の石でできた鉢が見えます。 この鉢に地下から汲み上げられた
   伏流水が絶え間なく落ちています。
 2009年12月21日訪問
 
 水量 
 29 神井戸(かめいど)
    神奈川県座間市入谷5−1731
   神井戸は古くからこの附近、皆原や根下の人々の飲料水や野菜を洗ったり、洗濯をしたりなど大切な生
   活水として使われたほか、水田の灌漑用水としても重要な水源でした。 また、鈴鹿明神の祭礼の折、
   神輿をかついだ若者が着用した白丁を、この清冽な泉水で洗い清めて神社に返納するしきたりが江戸時
   代から現今まで続いています。
   縦に細長い小さな池です。 一番奥に小さな祠があり、その下から水が湧き出していました。 とても澄ん
   だ温かい水(水温16℃)でした。
 2008年 1月30日訪問
 
 水量 
 30 桜田水路の湧水
    神奈川県座間市入谷2−177
   座間高校先のジャリ道を入って行くと右側が1mくらいの窪地になっており、小さなせせ らぎが流れてい
   ます。 湧水でできた小さな流れです。 ここは桜田住民有志がホタルを守るために整備している場所で
   す。 道路側の土手から太いパイプが出ており、そこから水が流れ出ています。 生活用水としては使わ
   れていないようで、パイプの中は緑色のコケが張り付いていました。 しかし流れ出ている水は透明で温
   かみのあるものでした。
 2008年 1月30日訪問
 
 水量 
  愛川町
 31 勝楽寺の清水
    神奈川県愛甲郡愛川町田代2061
   県道54号線、中津川にかかる平山大橋を厚木方向に渡るとすぐ右側に見えます。
   勝楽寺は天文13年(1544)に能庵宗為禅師が開山したといわれています。 愛川町指定文化財である
   山門と杉木立ちはあいかわ景勝10選のに選ばれています。
   本堂向かって右側に手水舎があります。 緑色をした龍(?)の頭があり、その口から冷たい水が流れ出
   ていました。 また左側には池があり、一段高くなった縁から大量の湧水が池に流れ込んでいました。
   山門−愛川町指定文化財
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
 32 南山林道入口の湧水
    神奈川県愛甲郡愛川町半原755付近
   勝楽寺から中津川沿いに国道412号線北上、清雲寺の交差点を左折します。 つかはら橋を渡ってすぐ
   に左折すると南山林道入口に到着します。 この林道入口のすぐ左側に水場があります。
   ガードレールをまたぎ、藪の斜面を少し下ると、高さ3mくらいのところにある直径10cmくらいの太いパイ
   プから大量の水が流れ出ています。 道路を挟んだ反対側は「愛川町上水道細野配水場」になっている
   のでここから流れ出ている水と思われます。
   3月〜10月は「ヤマヒル」が出るみたいなので注意してください。
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
 33 塚原水道組合の湧水
    神奈川県愛甲郡愛川町半原 南山林道
   南山林道を500mほど進むと左カーブの右側にちょっとした駐車スペースがあります。 この奥に緑色の
   フェンスが見え、その手前のパイプから水が流れ出てます。 
   フェンスの中は塚原水道組合の水道施設になっており、フェンスの中のタンクからあふれた水が流れ出
   ていました。 しかし水汲みのできるパイプはこのタンクからではなく奥の山の方から引かれていました。
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
 34 ズザ沢湧水
    神奈川県愛甲郡愛川町半原 ズザ沢
   南山林道をそのまま清川村方面へ進むと熊沢谷林道起点の交差点に出ます。 この右側に空き地にな
   った場所がありここが第一の水汲み場になっています。 山の上の方から2本のパイプが引かれ、内1本
   は2又に別れているので計3口から水が流れ出ています。
   熊沢谷林道側に10mほど上った所に第二の水汲み場があります。 ここは石垣の中から銀色のタンクに
   水が引かれています。 このタンクには7本の口が付いており同時に多数の水が汲めるようになっていま
   す。 またタンクの前には四角い窪みがあり、ここからも水が湧き出しています。
   ここはこの付近で一番有名な湧水で常時多数の人が水を汲みに来ています。 反面マナーが悪い人が
   多いみたいで、第一の水汲み場には冷蔵庫が不法投棄されていました。 第二の水汲み場にもゴミやペ
   ットボトルがたくさん捨てられていました。 一部の不心得者によってこの水場が閉鎖されないことを祈り
   ます。
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
  清川村
 35 法論堂の湧水
    神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷4513付近 丸太小屋
   県道64号線を宮ケ瀬湖から清川村役場方面へ。 坂尻バス停を左折しリッチランドの案内板にしたがっ
   て法論堂林道を上ります。 2kmほど走ると左側にログハウス風の喫茶丸太小屋が見えてきます。
   湧き水は丸太小屋の店先、石垣に囲まれた場所から出ています。 個人管理の湧水なのできれいに整
   備された場所でした。 水汲みの場合は一声を。
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
 36 青宇治橋の清水
    神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷
   県道70号線(秦野清川線)を宮ケ瀬湖からヤビツ峠方面へ進みます。 宮ケ瀬湖から離れ細くなった林
   道を5kmほど行くと、青宇治橋を渡ります。 この橋から50mほど行くと右側に小さな沢が見えます。
   この脇の石垣から水が大量に流れ出ています。 また、この石垣に鉄パイプが刺さっており、ここで水が
   汲めるようになっています。
 2010年09月10日訪問
 
 水量 
 37 吉田橋の清水
    神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷
   県道70号線(秦野清川線)、青宇治橋からさらに5kmほど行くと、吉田橋と書かれた小さな橋を渡りま
   す。 この橋右側から川が流れており、そこに車2台分くらいの駐車スペースがあります。 川は底面に
   石が敷き詰められた急斜面から流れてきており、この急斜面に木が架けられており、その上に斜面奥か
   ら黒いパイプが2本渡されています。 右側のパイプからは水は流れていませんでしたが、左側のパイプ
   からは冷たい水が大量に流れ出ています。 川の流れはほとんどないので、運動靴でもパイプのそばま
   で行くことができ、水を汲む時にポリタンクを置けるよう、ブロックが積み重ねられています。
 2010年09月10日訪問
 
 水量 
  厚木市
 38 飯山名水(飯山温泉水)
    神奈川県厚木市飯山5547 飯山温泉ふるさとの宿
   県道60号線を別所温泉から厚木市街方面へ。 飯山白山森林公園入口を右折し50mほど進むと左側
   、ふるさとの宿の生垣前に沿って水場がありました。
   2体の鯱が飾ってありその下の岩の間から水が出ています。
   奥の水が「飯山名水」です。 また手前の青い看板の下の鯱からは飯山温泉水が流れ出ています。 青
   い看板には「正夢だった。 観音様の夢のお告げで天然薬湯ここに湧出。 美容に最適」と書かれていま
   す。 それほど熱くはなく気持ちの良い温度の温泉水でした。
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
 39 飯山観音(長谷寺)の清水 「神奈川の景勝50選」
    神奈川県厚木市飯山5605 坂東三十三観音札所第6番
   飯山名水からさらに500mくらい奥に進むと飯山観音に辿り着きます。 坂東三十三霊場の六番札所で
   あり、真言宗の古寺です。 山の中の静かなお寺で山に沿って建てられているため階段がたくさんありま
   す。
   階段を上って山門をくぐりさらに階段を上ると右側に市指定天然記念物のイヌマキが植わっています。
   その両脇に龍の口から湧水が流れ出ている手水舎と、岩の間から湧き出る水を受け流している竹筒が
   あります。 清掃が行き届いており、ゆっくりと散策するには最高の場所です。
   観音堂−厚木市指定文化財
 2007年12月11日訪問
 
 水量 
  秦野市
 40 護摩屋敷の水
    神奈川県秦野市寺山1069
   宮ケ瀬湖から県道70号線(車1台分の細い林道です)をヤビツ峠へ向かいます。 清川村から秦野市に
   入り5kmほど走ると右側に水場はあります。 水場は橋をはさんで2か所あります。 橋を渡った所、道
   路脇の右側にある水場は古くからある水場で、ほとんどの方はこちらで水汲みをしています。 そして橋
   手前右奥にある水場は2008年5月訪問時はまだ工事中だったので、それ以降に完成した水場だと思
   われます。
   水源が少し違うのか、それとも水場近くまで車を着けられないからなのか、あまり人気のない水場です。
   両方の水場とも、石で作られた筒の中央から水が湧き出しており、4本のパイプから水が流れ落ちるよう
   に工夫されており一気に多数の方が水を汲めるように作られています。 非常に整備された水場でした。
   護摩屋敷とは、山伏がヌルデの木などを焚いて修行をするところです。 昔、修行に訪れた僧たちがここ
   の水で身を清めたと伝えられることから、 この名前がつきました。
   非常に人気のある場所なので、水汲みに訪れる人が絶えません。 平日にもかかわらず多数の車が停
   まっていました。
 2008年05月26日訪問
 2010年09月10日再訪

 水量 
 41 金剛水
    神奈川県秦野市蓑毛721 大日堂
   ヤビツ峠から県道70号線をほぼ下りきった左側、国道246号線の名古木からは3kmほど入ったところ
   に大日堂があります。 赤い仁王門をくぐり境内に入ると、正面に大日堂があります。 その左側に「金
   剛水」と書かれた看板があります。
   看板には「昔から富士山を参詣した後に大山詣をする習慣があった。 この清澄な金剛水で口や目をす
   すぎ身をはらい清めた後に大山参りをしたのである。今でもこの金剛水を口に含めば一切の煩悩を排し
   、心身が清浄になるといわれている」と書かれています。
   看板脇の階段を上がっていくと突き当たりに窪地と流しがありました。 以前はこの窪地に水が湧いてい
   たのでしょうか? 今はまったく水はありませんでした。 流しの蛇口を回すと、勢い良く水が流れ出ます。
   これが金剛水なのでしょうか? とりあえずひとくちいただいて心身を清めました。
 2008年05月26日訪問
 
 水量 
 42 井之明神水(曽屋神社御神水)
    神奈川県秦野市曽根1−6−10
   曽屋神社は、秦野駅から北に上る県道705号線と国道246号線との交差点手前の右側にあります。
   曽屋神社は江戸時代には井明神社と呼ばれていましたが、 明治6年(1873)に村内の他の6社と合わせ
   て曽屋神社となりました。 曽屋水道が完成するまでは、曽屋神社の湧水を市内 に流して生活用水とし
   ていました。
   社殿右側の階段を下りると「井之明神水」が湧き出しています。 祠の下の石の筒から女石に向けて大
   量の水が流れ出しています。
   また社殿への階段を登りきった右側にも手水舎があります。 手水鉢のそこからこんこんと水が湧き出し
   ています。 井之明神水と同じ水源でしょうか?
 2008年05月26日訪問
 
 水量 
 43 弘法の清水(臼井戸) 「日本の名水百選」
    神奈川県秦野市大秦町1−31
   秦野駅北口から水無川に沿って右に行き、平成橋を過ぎてから右に入った住宅街にあります。
   「日本の名水100選」に選定された秦野盆地湧水群の中でも特に有名なのが、この伝説の残る弘法の清
   水です。
   夏の暑い日盛りに、一人の法師が農家に立ち寄り水を所望した。 しかし一滴の水もなかったことから、
   娘は遠い寺まで水を汲みに行って帰ってきました。 法師は大変感謝し、持っていた杖を地面に突き刺し
   、「3日たったら底をくり抜いた臼を置きなさい」と言って立ち去りました。 するとそこから水が湧き出てき
   たことから「臼井戸」と呼ばれるようになりました。 また、後になってこの法師が弘法大師とわかり、この
   井戸を「弘法の清水」とも呼ぶようになりましたという伝説です。
    年間を通して、水温は16℃前後、水量は日量130トンと安定しており、水が枯れることはありません。
 2008年05月26日訪問
 
 水量 
 44 秦野駅前名水
    神奈川県秦野市大秦町1−1
   秦野駅北口広場にある名水です。 秦野駅からバスターミナルを過ぎ、水無川に向かってすぐの広場の
   中にあります。 母子の像が建っている脇に小さな水の広場があり、そこにある大きな石の真ん中から
   大量の水が流れ出しています。
   水の町秦野のシンボル的存在です。 
 2008年05月26日訪問
 
 水量 
 45 一貫田湧水(白笹稲荷神社湧水)
    神奈川県秦野市今泉1052
   県道71号線を東名道秦野中井IC方面へ。 西大竹交差点を右折し県道62号線に入ります。 1.5km
   ほど走り白笹神社入口の信号を右折すると白笹稲荷神社に着きます。
   赤い大きな鳥居の先に広い駐車場があります。 駐車場を奥に進むと左側に社殿前の鳥居が見えます。
   この鳥居手前左側に竹竿が渡してあります。 この竹竿には小さな穴が8か所開けられており細い8本の
   水が流れ落ちていました。 奥の水場から竹筒で引いて来た水をこの8つの穴から均等に流しているよう
   です。
 2008年05月26日訪問
 2009年01月15日再訪
 
 水量 
 46 まいまいの泉
    神奈川県秦野市今泉598−2 秦野市立南公民館
   県道62号線白笹稲荷入口交差点を右折。 稲荷神社を過ぎると右側に南小学校がみえます。 突き当
   りを右折しすぐ先を左折すると左側に秦野市立南公民館があります。
   水場は公民館敷地内の建物右脇にあります。
   渦巻き状の岩の頂上から水が流れ出し、岩の道をグルグルと回りながら水が流れています。 上古の時
   代水脈が深く、まっすぐ縦に掘る井戸掘り技術が発達していなかった昔、すり鉢型の井戸を掘りその表面
   をまわり歩いて底まで行き水を汲んでいました。 その形がカタツムリに似ていたことから「まいまいず井
   戸」と呼ばれていました。 この水場はその井戸にちなんで名付けられました。 ここの水は地下20mか
   らの地下水を自噴させているものです。
   岩の頂部から出ている水は少量ですが、横の2か所の蛇口から水を汲むことができます。
 2009年01月15日訪問
 
 水量   
 47 どうめいの泉
    神奈川県秦野市平沢1116−3 どうめい北児童遊園地
   県道62号線白笹稲荷入口交差点を右折。 稲荷神社を過ぎると右側に南小学校がみえます。 突き当
   りを左折し、住宅街の中の路地を右に入って行きます。 住宅街の一角の小さな児童公園に中に水場は
   あります。
   宅地開発によって不明となってしまった「どうめい湧水」にちなんで命名されました。 ここの水は地下30
   mからの地下水を自噴させているものです。
 2009年01月15日訪問
 
 水量   
 48 若竹の泉
    神奈川県秦野市秦野市千村1082
   国道246号線、沼代交差点を東京方面から左折します。 小田急小田原線の上を渡り、突き当りを右折
   します。 ここからは「寿湘ケ丘老人ホーム」の案内板に従って進んで行くと見えてきます。
   畑の前に無人の野菜売り場が見えます。 その右側10mくらいのところに水場があります。
   「若竹の泉」は秦野盆地湧水群が「名水百選」に選定されたことをきっかけに、地元の人達が町おこしの
   一環として整備した泉です。 石碑の中央からパイプが出ており大量の水が流れ出ています。
   意外とわかりにくい場所にあるのでそれほど混雑していません。 水場の前が広くなっており駐車可能で
   す。 地元の方が湧水で洗車していました。
 2012年03月12日訪問
 
 水量   
  山北町
 49 清龍寺の清水
    神奈川県足利上郡山北町神縄167
   国道246号線清水橋交差点を右折し、県道76号線を丹沢湖方面へ。 5kmほど行くと左側に清龍寺
   が見えてきます。 このお寺の道路を挟んで反対側に墓地に上がっていく石段があります。 この石段
   の上り口左側の草むらの中に水場があります。 この崖面を流れ落ちてきた水を、半分に割った竹の樋
   で水汲みができるようにしてあります。 ここの水の流れは少なめですが、1mほど左側には、滝のよう
   に大量に水が流れ落ちている場所があります。
 2010年09月10日訪問
 
 水量 
 50 酒水の滝 不動尊霊泉
    神奈川県足利上郡山北町神縄167
   国道246号線樋口橋交差点を左折し県道726号線に入ります。 酒匂川を渡ると「酒水の滝」の案内板
   が見えますのでここを右折します。 駐車場から遊歩道を歩いて行くと、左に最勝寺が見えます。 このお
   寺の右側に滝堂(常実坊)が建っており、石段下に水場があります。 場所から考えると「酒水の瀧石清
   水」と同じ水源でしょうか。 とても美味しい水です。
 2013年11月19日訪問 
 
 水量 
 51 酒水の滝 岩清水 「日本の名水百選」
    神奈川県足利上郡山北町神縄167
   酒水の滝駐車場から川沿いの整備された遊歩道を歩いて行きます。 最勝寺を過ぎて少し歩くと、正面
   に赤い橋と酒水の滝が見えてきます。 この橋の手前に石碑が立っており水場があります。 岩組に穴
   が開いており、赤い舌のような平たい石がささっておりここから大量の水が流れ出ています。
   この水場周辺の岩盤のいたるところから水が流れ出ています。 水の豊富な場所なのですね。
   この遊歩道周辺は非常に岩盤が弱く、台風や地震の影響で崖崩れが発生しよく通行止めになっていま
   す。 私も過去2回ここを訪問しましたが2回とも通行止めで、3回目でやっとたどり着くことができました。
 2013年11月19日訪問 
 
 水量 
  南足柄市
 52 金剛水
    神奈川県南足柄市大雄町1157 最乗寺
   伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」を通り過ぎ県道723号線に入ります。 この道路は一本道なので、
   そのまま走る続けると最乗寺で行き止まります。 途中赤い仁王門が見えてきますが、本堂はここから
   2km先になります。
   最乗寺は、応永8年(1401)に開山された関東三十六不動霊場第2番のお寺です。 境内には30余棟
   の堂塔が立ち並ぶ大きなお寺です。 お目当ての金剛水は、瑠璃門または碧楽門から広い中庭のよう
   な境内に入ります。 ここから本堂前の石段を登り左へ向かいます。 結界門を目指して進んで行くと、
   建物が途切れた左側に六角堂があり、この建物の中に金剛水が流れ落ちています。
 2013年11月19日訪問 
 
 水量 
   また、境内には金剛水以外にもたくさんの水場があります。 瑠璃門または碧楽門をくぐると渡廊下とたくさんの建物に囲まれた中庭のような場所に出ます。
   ここの本堂に向かって左側に光明軒が建っておりこの前に水鉢があります。 本堂前の石段を登り、本堂でお参りをした後左へ進みます。 金剛水堂を過ぎて
   少し歩くと右側に多宝塔が見えてきます。 この多宝塔の左側に洗心の滝が流れ落ちています。 石段を登って結界門へ。 結界門の手水舎で身を清め三面
   大黒殿へ。 この大黒殿の向かい側に仏像の手から流れ落ちる水場が。 その3mほど左側の岩の間にも水場があります。 300段ほどの石段を登って奥の
   院へ。 奥の院から左側の石段を下りて行くと石鉢にホースのついた水場があります。 石段を下りきってから左へ行くと赤い高下駄がたくさん奉納されている
   御真殿です。 この新殿前に丸い水鉢が。 そしてその先のお札所前にも水道のような水場がありました。 お札所先を下りて行くと洗心の滝の上流に出ます。
光明軒前の水鉢
洗心の滝
結界門の手水舎
三面大黒殿前の水(左側)
三面大黒殿前の水(右側)
奥の院下の水
御真殿前の水鉢
御真殿お札所前の水
  小田原市
 53 酒匂の名水
    神奈川県小田原市扇町4−8−18 パチンコシルバーホール駐車場
   国道255号線を東京方面から進み、酒匂川に架かる飯泉橋を渡ると左側に「パチンコシルバーホール」
   が見えてきます。 駐車場に入ると左側の駐輪場の奥に水場はあります。
   案内板には「地下70mより汲み上げられた清冽な天然水です。 この水は四季を通じて摂氏15℃に保
   たれ、ミネラルをバランス良く含んでいます。」と書かれています。
   右側の鉢の竹筒からは少量の水しか流れ出ていませんが、左側に蛇口の付いた水汲み場があります。
   蛇口をひねると勢い良く水が流れ出ます。 地元の人が次々と水汲みに来ていました。
 2012年03月12日訪問
 
 水量 
 54 足下地蔵尊の延命水
    神奈川県小田原市扇町2−15−12
   小田原駅から国道255号線を北へ。 東海道線をくぐってすぐ、寺町交差点を右斜めに入って行くと扇町
   商店街です。 この商店街の中ほど右側に提灯がたくさん飾られた場所があります。 足下地蔵尊です。
   4列に並んだ壁のような提灯の脇を入ると正面に地蔵尊が見えます。 この左側に水場があります。 大
   きな石の窪みに竹筒から水が流れ落ちていました。 この竹筒からの水は少量ですが、すぐ右脇に蛇口
   があり、ここから水を汲めるようになっています。
 2009年01月15日訪問
 
 水量   
  箱根町
 55 白山神社御神水
    神奈川県足柄下郡箱根町湯本431
   国道1号線、箱根湯本駅手前の三枚橋交差点を左折し、細い道を道なりに進んで行きます。 500mほ
   ど進むと右側に早雲寺の惣門が見えます。 道路を挟んだ反対側が白山神社です。
   神社への階段手前右側に手水舎があり、龍の口から勢い良く水が流れ出ています。 「注意 手洗い用」
   と注意書きがしてあります。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 56 酒岳堂の湧水
    神奈川県足柄下郡箱根町湯本637
   国道1号線、箱根湯本駅前商店街を大平台方面へ。 商店街のはずれを左折し場本橋を渡ると突き当た
   り左側にあるのが「酒岳堂、井島商店」です。 こお店は明治25年創業の老舗酒店ですが、この店先に
   水場があります。
   コンクリートでできた八角柱から竹筒が出ており、そこから水が流れ出ています。 冷たくてとても美味し
   い水でした。
 2008年03月27日訪問
 2009年08月26日再訪
 
 水量 
 57 延命水(玉簾の湧き水)
    神奈川県足柄下郡箱根町湯本682天成園内
   酒岳堂を左へ。 まっすぐ行き弥栄橋を渡ってから右折します。 そのまま須雲川に沿って500mほど行
   くと右側に、箱根湯本温泉の老舗旅館「天成園」があります。 玉簾橋を渡って、天成園の敷地内を玉簾
   の瀧を目指して行くと、瀧手前の右側に水場があります。
   案内板には「遠く八万年も昔のこと。早川に沿って流れ出た溶岩は須雲川にさえぎられ、冷えて固まりま
   した。その下の礫岩層との間にしみこんだ水が、伏流水となり歳月をかけ地中をはしります。湯坂山の縁
   まで来た水が岩盤より湧き出して瀧となりました。難路で知られた箱根路を行く旅人は、この水に喉を潤
   し生気をよみがえらせたといいます。溶岩の層に漉されてしっくりと育てられた水のおいしさ、口に含むと
   、柔らかくまあるい感じのする玉簾の湧き水は、体にやさしい弱アルカリ性を保ち、バランスよくミネラル
   成分を含んでいます。」と書かれています。
   冷たくて、本当に美味しい水でした。
 2009年08月26日訪問
 
 水量 
 58 玉簾神社御神水
    神奈川県足柄下郡箱根町湯本682天成園内
   延命水から玉簾の瀧へ向かって20mほど行くと、右側に玉簾神社があります。 階段手前、鳥居の脇
   に水場があり、龍の口から水が流れ出ています。 これも玉簾の湧き水なのでしょう。 冷たくて美味し
   い水でした。
 2009年08月26日訪問
 
 水量 
 59 姫の水
    神奈川県足柄下郡箱根町大平台
   国道1号線を小涌谷方面へ。 塔ノ沢を過ぎ、大平台温泉方面へ左折します。 山道を上って行くと急に
   開け民家が現れます。 さらに100mほど行くと三叉路になっており、三叉路の右側の民家の庭の中に
   水場があります。 石で組まれた枠の中から絶えず水が勢い良く吹き出ています。 勢いが良い時は1
   m近く噴出します。 またこの水場の50mほど手前の道路脇にも犬の置物の口から水が流れ出してい
   る水場があります。
   北条早雲の息女、佐保姫がより美しくなりたいと化粧用にきれいな水を家臣に探させました。 小田原
   近郊の水はきれいで質が良いことで知られていましたが、さらに良いものを探させたところ、箱根大平台
   の地下から絶えず吹き上げている清水を見つけました。 姫は、早速この水を化粧用に使ったところ、肌
   に優しく顔もつややかにいっそう美しくなりました。 以後、北条家代々の姫君たちも化粧の水として愛用
   したので、里人はこの水を「姫の水」と呼ぶようになったと言われています。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 60 仙元の泉
    神奈川県足柄下郡箱根町大平台554
   姫の水の三叉路を左へ。 山道を上っていきます。 ちょうど上りきった所の右側に町営駐車場がありま
   す。 駐車場の左端にベンチが置かれ、小公園のようになっており水場があります。
   この水は以前から「水神山の水」とも「長寿の岩間の水」とも呼ばれ親しまれてきましたが、この度新た
   に命名することになりました。 仙元山の中腹の岩間からこんこんと湧き出ている水なので「仙元の泉」と
   決まりました。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 61 宮ノ平箱根神社御神水
    神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下284
   国道1号線、宮ノ平交差点を富士屋ホテルを左に見ながら左折します。 150mほど行くと左側に石垣
   に沿って上っていく階段があります。 宮ノ平箱根神社への入口です。
   階段を上って行くと、狭い参堂の左側に赤い灯篭と大きな石が見えます。 ここが手水舎です。
   一見味気ない水道の蛇口から水がチョロチョロと流れ出ています。 「12月から3月の間は水を少し出し
   ておいて下さい」とお願いが書いてあります。 蛇口をひねると勢い良く冷たい水が流れ出してきました。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 62 嬰寿の命水(子母の泉)
    神奈川県足柄下郡箱根町木賀934
   国道1号線、宮ノ平交差点を直進、国道138号線に入ります。 1kmほど走ると強羅駅入口になり、こ
   こを行き過ぎすぐ先の路地を左に入ります。 50mほど行くと有名な和菓子店「箱根花詩」が見えてきま
   す。
   嬰寿の命水は子宝、安産の霊水として全国的にも有名で、東京都内の飲食店でも汲みに来る人がいる
   ほどです。 水は箱根花詩のご好意で店先で汲めるようになっており、当然ここの和菓子でもこの水が
   使われています。
   この嬰寿の命水が昨年(2008)の6月に一旦枯れてしまいました。 嬰寿の命水は箱根外輪山に染み
   込んだ雨水が湧き出たものとされていますが、マンション建設などによる地盤破壊が原因ではないかと
   言われています。 その後、奇跡的に湧水が復活し、現在も絶えず湧き出しています。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 63 佳山水
    神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320−883
   国道1号線宮ノ平交差点を左折小涌谷を越え、箱根小涌園を右折し県道734号線に入ります。 早雲
   山駅を過ぎると右側に離れ貸しきり露天風呂のある高級旅館「和の宿 華ごころ」があります。 旅館は
   階段を下りたところにあるのですが、この入口の門の前に駐車場があり、ここに大きな石を組んだ水場
   が作られています。
   案内板には「この水は神山の伏流水で、7年の歳月をかけて湧水する浪漫の水です」と書かれていま
   す。 冷たくて美味しい水です。 華ごころではこの水を炊飯や料理に使っているそうです。
 2009年05月15日訪問
 
 水量 
 64 公時神社の御神水
    神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1181
   宮ノ下から国道138号線を西へ。 仙石原を過ぎると右側に金時ゴルフ練習場があります。 この練習
   場の奥に公時神社はあります。 ここは、金太郎のモデルになった平安時代の武士、源頼光に仕え四
   天王のひとりに数えられた坂田公時を祭っている神社です。
   御神水は拝殿前の階段左側にありました。 神社右側を流れる小川の奥から引いてきており、冷たくて
   美味しい水でした。
 2010年07月21日訪問
 
 水量 
 65 龍神水
    神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1 箱根神社
   国道1号線で芦ノ湖へ。 芦ノ湖を左回りに回るとすぐに箱根神社に到着します。
   駐車場から右へ行くと「お札所」そして「手水舎」があります。 大きな杉木立の階段を上って行くと本宮
   になります。 本宮右側の鳥居をくぐると「九頭龍神社新宮」になります。 新宮左側に大きな石の上に
   龍の乗った水場があります。
   案内板には「この水は、古くから箱根権現御手洗の池と稱奉る芦ノ湖の水源より曳く龍神、甘露の水で
   ある。 故に掌にうけて口を漱げば一切の不浄を洗い清め、これを家の神棚に供えて用ふれば家内清浄
   、縁起の養生となる。」と書かれています。
   お水取りの容器は授与所で100円で売ってるので、水を持ち帰りたい方は利用しましょう。
   手前の箱根神社の手水舎も同じ水でしょうか? 
   2016年8月に再訪問すると、九頭龍神社新宮は工事中でしたがその前に大きな水場ができていまし
   た。 9匹の龍が並び大量の水をはきだしています。 以前と比べ水量も多くなっていました。
 2009年05月15日訪問
 2016年08月24日再訪
 
 水量 
 66 岩の名水
    神奈川県足柄下郡真鶴町岩706
   県道135号線を南へ。 真鶴道路に入らず旧道を進みます。 トンネルをくぐり、左カーブの食事処脇の
   路地を右折します。 岩海水浴場への道を500mほど下って行くと右側に「岩ふれあい館(元、岩小学
   校)」が見えてきます。 ここを右に入る路地があり、岩ふれあい館の反対側に赤い屋根をした家型の水
   槽があります。 前面に二つの蛇口が付いており、左側の蛇口には「この水止めないで下さい」と書かれ
   、勢い良く水が流れ出しています。
   とてもきれいな水で、海に近いのに塩分等混ざり物は全く感じられません。 今でも近所の方の生活用
   水になっているようです。
 2011年02月25日訪問
 
 水量 
 67 番場浦海岸の名水
    神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴
   真鶴駅前から県道739号線を真鶴岬へ向かいます。 ケープ真鶴への林道に入り、ケープ真鶴駐車場
   手前を案内板に従い右折すると、番場浦海岸駐車場に到着します。 駐車場から遊歩道が設置されてお
   り、この階段を下って行くと番場浦海岸です。 海岸に下りすぐ右側に回り込むと、岩肌の割れ目にパイ
   プが刺さっておりここから水が流れ落ちています。
   この付近は岩肌全体が濡れており、ちょうど窪みにたまった水が流れ落ちている物と思われます。 海
   岸に近いためか、または岩肌に染み込んだものが溶け出しているのか、少し塩っぽい雑味が感じられま
   した。 水量も少量で水汲みには適していないかも・・・? 釣り人にとっては大切な水でしょう。
 2011年02月25日訪問
 
 水量 


    


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